豊島屋の干菓子と、日本人としてのちっぽけなプライド。
鳩サブレーで有名な豊島屋さんの「鎌倉の彩・紅葉」をいただきました。
懐石料理のように見える干菓子は上品な甘さと多彩な風味で、さすがは豊島屋って感じ。
あーこれは濃いめの緑茶に合うやつだ、緑茶、緑茶と探したけど、見つからなかったから一番苦そうなPukkaのオーガニックハーブティーを淹れてポリポリ食べました。
そういえば、たまーに外国人のお客さんに「グリーンティ?」って聞かれるんだけど、緑茶はいわゆる高級な「うおがし銘茶」と決めているから、毎日飲まないところには置かないことにしたのでした。
外国の方にはぜひ美味しい緑茶を味わってほしい、でも高いお茶は保管を間違えると風味が落ちるし、急須や茶碗も揃えたくなるから諦めよう、というなんとも自分本位な理由です。
美味しいものを出したいという話のようでいて、よく考えるとこれ、全部「自分の舌」と「自分の納得」の話なんですよね。
茶の湯のほうは、そこがまるで逆で・・・
千利休が弟子に茶の湯とは何かと聞かれて答えたとされる「利休七則」の一つめは「茶は服のよきように点て」で、飲む人にとってちょうどいい加減に点てなさい、自分の理想や好みを押しつけるな、という意味だそうです。
つまり、自分の満足度ではなく相手の感覚に重きを置きなさいという、あたり前だけど間違えやすいやつです。
そう考えると、外国の方に安い日本茶を出したくない、だからサロンには緑茶を置かないっていう僕の感覚は、おもてなしとはかけ離れた日本人としてのちっぽけなプライドってことになりますね笑。
