人類滅亡の確率が出ても普通に暮らしてしまう人間というコメディ♪
Xで「bioshok」と呼ばれているAI研究者の有路翔太さんの『知能爆発』をペラペラとめくってみました。
個人的に有路さんのAIに対する感性に共感を覚えるというか、勝手にシンパシーを感じてます。
テック企業の利害から離れたところでAIを冷徹に研究している方々の話を整理してみると、この先10年くらいの人類の行方は大きく2つに分かれるようです。
ひとつは、人類という種そのものが滅亡してしまう道。
もうひとつは、とんでもなく豊かになって、今みんなが抱えている悩みの多くが、あっさり解決されてしまう道。
ちなみに有路さんは11月4日に公開された文藝春秋PLUSの公式チャンネルで「このままいけば人類滅亡の確率は9割以上」と言っていて、以前よりも確率が上がってんなーとビビりました。
ノーベル賞を受賞した「AIのゴッドファーザー」ジェフリー・ヒントン氏は10〜20%、同じくゴッドファーザーと呼ばれるヨシュア・ベンジオ氏は20%くらい、またOpenAIを離れた研究者の中には70%と見積もる人もいます。
で、人間って面白いなーと思うのが「科学的に人類が滅亡する確率が提示されても」自分も含めてほとんどの人はこれまで通りの生活を続けてしまうところ笑。
レオナルド・ディカプリオ主演の『ドント・ルック・アップ』という映画があって、彗星が地球に衝突するとわかっているのに、マスコミはネタとして扱い、みんな直前まで何もしないという、あの感じ。。
うーん、人類は滅亡する最後までコメディなのかと、あらためて愛おしみを覚えます。
人類が滅亡しないでアホみたいに豊かになる未来を少しだけ想像してみると、いま問題になっている対立や悩みの多くは「なんであんなことに悩んでいたんだろう?」になるでしょう。
ルッキズムとか、老後のお金とか、AIが生成したのは絵じゃないとか、仕事を奪われるとか、現状ではどれもが切実なので軽く扱うつもりはないんだけど、早ければ数年でOSそのものが変わってしまうので。
なのでそろそろ肩の力を抜いて、自分にとって気持ちいい人や安心できる人の方に人生の軸足をずらしていった方がいいのになー、なんてことをずっと書いてきたような気がします。
肩書きや役割がなくなる時代の問題は「後ろから刺されても許せる人がいるかどうか?」だと思うので、出会いを大切にしたいですね。
じゃあ、人類滅亡の方の道はどうするのか?
国や研究機関がやるべきことはたくさんあるけど、個人にできることは限られています。
ただ、みんなが「今こういう分かれ道にいるらしい」ということを共有しておくことは大事なんじゃないかな?
もう一歩進んで、AIにどんな価値観を教えるべきなのか?とか、そもそもAIが実現するユートピアってどんな世界なのか?みたいな会話が身近なところで増えていけば、人類滅亡の確率も減っていくような気がします。
まー結局のところ、人間はユートピアの方に賭けるしかないわけなので。
